2025.07.09
変形性股関節症(へんけいせいこかんせつしょう)は、加齢や生ま
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2025/07/01
無痛ぎっくり腰脊柱管狭窄症坐骨神経痛
変形性股関節症(へんけいせいこかんせつしょう)は、加齢や生まれつきの形態異常、過度なスポーツ歴、肥満など様々な要因で発症しやすい疾患です。初期は自覚症状が少なく、進行するにつれ著しい痛みと機能障害が現れ、放置すると日常生活に多大な支障をきたします。しかし、適切な時期に正しい知識と対策で進行を緩やかにできるケースも多く、疾患の各ステージを知ることがご自身の健康管理につながります。
本日は、画像でも解説した「変形性股関節症の進行4段階」を臨床現場で多くの患者様と向き合ってきた整形外科医の視点で、専門的にご説明いたします。
【第1段階:前期股関節症】
この時期は、「形態変化がごく僅かで浅い状態」です。関節軟骨の厚みはほぼ正常を保ち、骨組織にも明らかな異常は認められません。一見健康そのものに見えますが、実はこの“初期変化”が後々の進行リスクを秘めています。画像検査(X線やMRI)でわずかな形の変化に気付けるかどうかが、名医や専門医の見極めポイントといえるでしょう。
【第2段階:初期股関節症】
この段階になると「関節軟骨の部分的消失」が始まり、軟骨表面に凹凸=不整が生じます。軟骨の弾力が低下し、“ちょっとした違和感”や“軽い痛み”を訴える患者様も目立ち始めます。早期に正確な診断を受けることで変形進行の予防が可能になる、非常に重要なフェーズです。ご自身で股関節の動きやすさ、痛みの有無を定期的に自己チェックしておくことを推奨します。
【第3段階:進行期股関節症】
「関節軟骨が著しく消失」した状態となります。軟骨の摩耗が悪化し、関節の隙間は狭小化、骨棘(骨のトゲ状突起)が形成される例も多くなります。動作開始時の鋭い痛みや歩行時の制限が顕著に認められ、QOL(生活の質)の低下が現実的な課題となってきます。ここでの医師との細やかな相談やリハビリテーション戦略が、今後の生活を大きく左右すると言っても過言ではありません。
【第4段階:末期股関節症】
「関節軟骨がほぼ消失」した末期では、骨同士が直接接触することで強い痛みが持続し、日常生活も著しく制限されます。歩行補助具の使用や人工関節全置換術などの外科的治療が現実的選択肢となります。しかし、近年は低侵襲技術やリハビリテーションの進歩により、末期症例であっても可能な限り患者様一人ひとりの生活様式や希望に寄り添いながら治療計画を構築することが求められています。
【まとめ】
変形性股関節症は、早期発見・早期治療がきわめて重要です。決して「歳のせい」と諦めず、違和感や痛みがあれば一度専門医にご相談ください。画像診断と経験を活かした診察で、皆さまのQOL向上を全力でサポートいたします。
股関節についてのお悩みやご質問があれば、ぜひDMやコメントでご連絡ください。
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本日は、画像でも解説した「変形性股関節症の進行4段階」を臨床現場で多くの患者様と向き合ってきた整形外科医の視点で、専門的にご説明いたします。
【第1段階:前期股関節症】
この時期は、「形態変化がごく僅かで浅い状態」です。関節軟骨の厚みはほぼ正常を保ち、骨組織にも明らかな異常は認められません。一見健康そのものに見えますが、実はこの“初期変化”が後々の進行リスクを秘めています。画像検査(X線やMRI)でわずかな形の変化に気付けるかどうかが、名医や専門医の見極めポイントといえるでしょう。
【第2段階:初期股関節症】
この段階になると「関節軟骨の部分的消失」が始まり、軟骨表面に凹凸=不整が生じます。軟骨の弾力が低下し、“ちょっとした違和感”や“軽い痛み”を訴える患者様も目立ち始めます。早期に正確な診断を受けることで変形進行の予防が可能になる、非常に重要なフェーズです。ご自身で股関節の動きやすさ、痛みの有無を定期的に自己チェックしておくことを推奨します。
【第3段階:進行期股関節症】
「関節軟骨が著しく消失」した状態となります。軟骨の摩耗が悪化し、関節の隙間は狭小化、骨棘(骨のトゲ状突起)が形成される例も多くなります。動作開始時の鋭い痛みや歩行時の制限が顕著に認められ、QOL(生活の質)の低下が現実的な課題となってきます。ここでの医師との細やかな相談やリハビリテーション戦略が、今後の生活を大きく左右すると言っても過言ではありません。
【第4段階:末期股関節症】
「関節軟骨がほぼ消失」した末期では、骨同士が直接接触することで強い痛みが持続し、日常生活も著しく制限されます。歩行補助具の使用や人工関節全置換術などの外科的治療が現実的選択肢となります。しかし、近年は低侵襲技術やリハビリテーションの進歩により、末期症例であっても可能な限り患者様一人ひとりの生活様式や希望に寄り添いながら治療計画を構築することが求められています。
【まとめ】
変形性股関節症は、早期発見・早期治療がきわめて重要です。決して「歳のせい」と諦めず、違和感や痛みがあれば一度専門医にご相談ください。画像診断と経験を活かした診察で、皆さまのQOL向上を全力でサポートいたします。
股関節についてのお悩みやご質問があれば、ぜひDMやコメントでご連絡ください。
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杉山手技療法・西宮北口
住所:兵庫県西宮市北口町1-2 アクタ西宮東館210
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